「笑いとユーモアのこころ」に親鸞コンサートが取り上げられました♪
著者の井上宏氏は、「笑い学」の長年の研究者で、
「日本笑い学会」を1994年に設立された関西大学名誉教授であられる。
この本では、笑えないことだらけの日常や社会、暮らしの中に
「笑いとユーモア」を見つけ出す方法を伝授してくれます。
氏は、昨年の京都親鸞コンサートにお越し下さり、素晴らしい文章でコンサートを描いてくださいました。
紹介させていただきます。
本文より
舞台では、独唱と合唱、ピアノや弦楽器も入った器楽演奏もあり、
私は「和讃」のオペラを聴いているような気がした。洋楽のメロディーにのった「南無阿弥陀仏」を
初めて聞いた。「南無阿弥陀仏」の言葉が、なぜか私の心に響く。
最後に大きな舞台とその後ろの客席を使っての大合唱が始まる。350人ぐらいがいたであろうか、
全国から馳せ参じた「和讃を歌う会合唱団」が登檀し、大合唱が会場にこだまする。そして、
会場の全員が「弥陀の名号となえつつ」を大合唱。
私も声を出す。聞きなれた言葉にもかかわらず、私の心は高ぶり、
何故か自然に涙が溢れ、そして同時に笑顔になっていた。
書名 笑いとユーモアのこころ
発行所 春陽堂書店
定価 本体 1、400円+税